投資、これだけ分かれば始めて良し!(1)

計画を立てる人

こんにちは、きずなです。今日の記事はこれから投資を始めようという人のために、私が約2年かけて集めた、「これだけ知っていれば始めて良い」という必要十分な知識をギュッまとめてみようという試みです。

なるべく短く簡単に書いたつもりでしたが、全部読むと10分弱かかりましたので、前編・後編に分けてみました😅

もちろん、開始までの知識のつもりなので、これで永遠に十分ではなく、開始した後も学びは必要です。特に投資をやめて換金する時のこと(出口戦略)には触れていません。また投資信託の内容になっており、ETFなどについても書いていないです。これらはまたの機会にしたいと思います。

前編の内容は以下の目次を参考にして下さい。だいたい5~6分で読める内容にしています。

また、多少内容がかぶりますが20代前後の若い方に向けた投資の考え方についての提案を、以前このような記事に書いています。少し視点が違いますし、防衛資金や投資よりも大切なことなどに触れています。是非お読みください。

あ、お約束ですが「ブログを読んで投資を始めたら損した」、とか言われても当然ですが責任は負えません。でも私は他と比べても安全で堅実な資産形成法だと思いますので、よく考えてみて下さい。

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目次

投資と投機の違い

最初にここを押さえておきましょう。投資は「将来成長が見込める投資先に長期的に資金を投じること」。

一方で投機は「相場の変動を利用して短期的に大きな利益を得ようとすること」を言います。

両者は似て非なるもので、投機はタイミングをみて少しでも安く株を買って高く売る、ギャンブル性が高い方法です。短期間に多くの富を得られる可能性がある一方、瞬時に多くの財産を失うリスクもあります。

投資は、このような一般的な株のイメージ(投機)とはだいぶ違います。投資にも日々の値動きはありますが、それより投資先が長期的に成長する恩恵を受けようとするものなので、基本的には何年も、あるいは何十年も持ち続けるスタイルになります。

私が多くの人に勧めているのは「投資」のほうです。ですので、数か月とか数年で富を築くイメージならちょっと違います。投資は魔法のように手っ取り早くお金を増やすわけではありませんが、かなり堅実な資産形成方法であるのは確かです。

投資のリスクを知る

投資でも短期間だけ見れば「世界大恐慌」や「リーマンショック」のような暴落があり、財産が半分に減ってしまうことがあります。ただ、この場合も現金に換えなければ本当にお金が減ったわけではありません含み損と言います)。

後で詳しくお話しますが、初心者の投資家が多くお金を積み立てている「ファンド」は「会社が倒産しました」みたいなことがないので、微々たる手数料だけ払っていればずっと持ち続けることが出来ます

景気はいつか回復して来る(循環する)ものなので、負けを認めずしつこく持ち続ければまた持ち直し株価がまた上がって来る確率がかなり高いのです。

ただし、手数料が高いぼったくりファンドもたくさんあります。銀行などで勧められるものは殆どそうです。このサイトに書いていないものを買う時は運用成績だけではなく購入時と管理の手数料も必ず確認して下さい。いずれも1%とか2%とかかかるファンドは問題外の可能性が高いです。厳密にはそう言い切れませんが、詳しく判断出来る自信がない人は絶対手を出さない方が良いです。

リスクを考える

どれくらい増えることが期待出来るのか

お金がどれくらいずつ増えていくのか。これは「期待リターン」とか「期待利回り」などと言います。ファンドによって異なりますが平均するとだいたい1年で4~5%といった数字になるものが多いです。100万円が一年間に105万円になるくらいです。

実際には「増えたり減ったりを繰り返しながら増えていく」ものなので、銀行のように「利子」という呼び方はしません。

例えば私の場合、2020年に投資を始めてすぐに「コロナショック」を経験しました。暴落は知識として知ってはいましたが金額が減るのは気分の良いものではありません。最初ですから、やっぱり結構不安です。

株価はすぐに回復し2021年は1年でなんと20%以上も利益が出ています(現金に換えていないので含み益ですが)。

しかし、その後2020年は戦争やインフレの影響もあり半年で10%も株価が下落しています。

つまり、上がったり下がったりを繰り返しながら、しかし多くの投資家はこれまでと同様、今後も経済が発展していくことはほぼ間違いなく、過去の実績から平均では年利+4~+5%くらいが期待出来ると考えているわけです。

しかも、お金を引き出さなければ翌年は増えた4~5万円も一緒に運用されますので、そこにもリターンが期待出来ます。これを「複利」と呼び、短期間では効果は小さいですが20年、30年では非常に大きな利益を生むことが期待出来るのです

では投資をするなら、何を買えば良いのか

次に、何に投資をすれば良いかという話です。実際には「アップル」「トヨタ」「任天堂」のような単一の会社を買っても良いのですが、それは上で述べた「投機」に近い考えになります(ただ企業を応援したり、配当金や株主優待を狙うなら別です)。

初心者が時間をかけて最大限に資産を増やすなら、それより「投資信託」というものを買うのが良いと思います。

以上が「何を買えば良いか」の結論になりますが、少し「投資信託」について説明しましょう。

投資信託は、その種類によりますが100社、200社、あるいは4000社などといった数のたくさんの企業の株を少しずつ組み合わせて「株をセット販売」をしているものです。そして大勢の投資家でこれを所有するという考えなので、多くは数百円の単位で購入可能です。

単一の株(個別株)では、まず株の最低購入額が高額で素人には手が出しにくいなどに加え、たとえばゲーム会社なら新しく発売したゲーム機がコケたり、不祥事が発覚するなどで株価が大暴落する危険、場合によっては会社が倒産してしまうリスクがあります。

投資信託でも景気の波により受ける影響はありますが、優良企業が全部一斉に潰れてしまうことはまずありません。

投資信託は、このように「選ばれたたくさんの会社全体の成長に出資すること」またはその「仕組み」や「セットの商品名」だと思って下さい。ちなみに「ファンド」という言葉もあります。

「投資信託」と「ファンド」ですが、厳密には言葉の意味や定義が違います。ただ結構ごちゃごちゃに使われているようで、素人は深く考えずイコールと考えて良いと思います。

計画を立てる人

では、どの投資信託を買えばいいの?

投資信託は数千も存在するそうですが、優良で買うに値するものは少ないと言われています。

以前の記事でも書きましたが、まずeMAXIS Slim(イーマキシススリム)の「S&P 500」か「全世界株式(オールカントリー)」のどちらかか両方を半分ずつ買えば良い、というのが結論です。

間違いなく最適解のひとつだと思いますので「いや、私はこちらの方が良いと思う」という考えがないうちは、上記で十分です。

S&P 500はアメリカの優秀な約500企業を同時に購入するセット商品です。アメリカは経済の中心であり、なんと言っても強い国なので自分達に有利な経済の仕組みをつくってきました。これからもきっとそうでしょう。

一方で過去の長い歴史を見ると必ずしもずっとアメリカ経済が好調だった時代ばかりではなく、日本や新興国などの成長が目ざま数時期もありました。今後だって分からないぞ、という意見ももっともです。

そこでアメリカ株一択が心配な人は全世界を買うのが良いでしょう。ただ、上記の理由で全世界株の多くをアメリカ株が占めており、現状そこまで両者に大きな違いはないという考えもあります。

私もだいたい上記ふたつをだいたい半々で、ややS&P 500を多めという感じです。最近ちょっとだけ、他も手を出していますが…😅

自分は初心者だけど他の投資信託も見てみたいという人は、基本的に後述する「積み立てNISA」に選ばれているものを見てみるのがお勧めです。金融庁のチェックが入っているから割と安全です。

前編のまとめ

最後までお読み頂き、有難うございました。主に「投資とは」という部分で、投機との違い、リスクとリターン、スタンダードなでお勧めな投資信託についてお話しました。ご意見など頂けると嬉しいです😊

後編では「アクティブファンド」「債券・REIT・コモディティ」「ドルコスト平均法」「積み立てNISA」、そして口座の開設についてお話します。

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この記事を書いた人

こころとお金と人生についてのブログを執筆中の、きずなです。副業の勉強としてブログを始めました。アフィリエイトやアドセンスを利用させて頂いていますが、あくまで観に来て下さった方に何かを残せるよう、「Win-Win」を目指して真剣に書いています。よろしくお願いします。

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