寄付と聞くとどんなイメージですか?「偽善ぽい」「胡散臭い」「何に使われているか分からない」というネガティブなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか?実は私もそうでした。
しかし、最近ある本をきっかけに寄付に対する気付きがあり、早速寄付をしてみました。寄付かぁ…どうしようかな、という方は今日の記事を読むことで寄付の知識が増え背中が押されるのではないかと思います😊
ちなみに、今回読んだ本は、『寄付をしようと思ったら読む本(日本経済新聞出版)』です。寄付はしたいけれど抵抗がある、という矛盾した気持ちをすっきりさせたい方にお勧めです。
気付き①偽善でも別にいいんじゃない?
今までは「誰かに良く思われたい」という気持ちで寄付をする人が多いのではないか、と漠然と思っていました。
しかし、実際自分で調べて寄付をしようと決める過程で、少なくとも私は「誰かに良く思われたい」などという気持ちは少しも浮かびませんでした。そういう人は、もしかしたら結構少ないのかもしれないと思いました。
それより、寄付で得することがあったとすれば、それは寄付したことにより自分自身が感じる、幸福感・達成感だと思います。
人は人のために何かをした時に、オキシトシンなどのホルモンが出て自分も幸福を感じることが出来ると言われています。
余談ですが、「情けは人のためならず…」って誰の言葉でどんな意味で、この後にどんな文章が続くかご存知ですか?
実はこれ、5000円札の肖像画で有名な新渡戸稲造の言葉で、この後には「おのがこゝろの慰めと知れ」と続くのです。つまり「良い行いは(人のためではなく)自分のこころの満足のためである(見返りを求めるものではない)」という意味なのだそうです。
話を戻しましょう。寄付で感じる幸福感・達成感。それは、ただの自己満足だろうと考える人もいるでしょう。私もたぶん、そうだと思います。ただ、こういう自己満足って別に悪いものではないですよね。
世の中の趣味も娯楽も、ある人には幸福で満たされた事柄も、ある人からは自己満足に思えるでしょう。何に喜びを感じるかは、人それぞれです。
それにもし、寄付を通して人によく見られたいという人が仮にいたとして、寄付する側のマインドは別にどうでも良いのではでしょうか。
どんな切っかけでも、困窮の中にある弱い立場にある人が救われ、助けられるのですから。
そして次に述べるように、寄付をする側と受け取る側に「縁」が生まれるのであれば尚更です。
気付き②寄付がつなぐ絆
恐らくこれこそが、今回読んだ『寄付をしてみようと思ったら読む本』で筆者の渋沢さんが一番言いたかった部分でしょう。
寄付には、人と人をつなぐ力がある、ということです。自分の意思で寄付をしようとすると、相手に興味を持ち調べるという事が多いと思います。
面白いことに、人は誰かに何かをしてあげた場合、その相手に興味や好意を持つ傾向にあります。知れば応援したい、更に寄付したあの人はどうしているだろうか、と気にするようになるのです。
恵まれない環境にある子供たち、病気に苦しむ人、戦争に苦しむ人。相手に対して心を向け関心を持つことこそが、寄付の最大の特徴であり醍醐味でしょう。
気付き③良い行いを続けるには営利性は不可欠
特定非営利活動法人(NPO法人)に対しても誤解がありました。「非営利」と聞くとボランティアや「滅私奉公」と思いがちです。
私も「非営利」と言いながら職員が寄付金で給料をもらっているんでしょ、という想いがあったのです。
ただ、非営利の意味はそうじゃなかった。「利益分配しない」が本当の意味なのです。ただ、私が無知で勘違いしていただけでした。
NPO 法人は、売上から費用を差引い て利益が出ても、会員に分配することができません(配当することができない)。 これが法律上の「非営利」という 意味です。 つまり、「本年度は多くの利益が出ているので配当金を出して会員や寄付をしてくれた方に還元しよう」 といったことが NPO 法人はできないのです。
ボランティアでは質が担保出来ないかもしれないし、やるもやらぬもボランティアの気持ち次第になってしまう。寄付が集まらず法人がいつ潰れるかわからないのでは支援を受ける側も困ります。
むしろ、継続して良い行いを続けるには、ボランティア任せでは無責任で、部分的な営利性は不可欠と言えます。これは例えば病気や施設でも同じことが言えると思います。
寄付金控除について
国や地方公共団体、その他特定の団体への寄付は、寄付金控除に該当し、一部の税額(または所得)から控除されます。ただ、これを正確に分かりやすくお伝えするのはかなり大変なのでここでは詳細は省きます。まずはざっくりと自分の収入や寄付の種類により寄付金の0.5~4割(例外的にそれ以上もあり)が控除される場合がある、くらいでお伝えしておきます。
ちなみに全てのNPO法人が寄付金控除の対象になるわけでもありません。個別に、問い合わせてみることをお勧めします。
今回の私の寄付先について
最後に、今回私が寄付した団体をご紹介します。どちらもリンクから飛び、サイトからクレジットカードを使って簡単に寄付が出来ました。
これから副業のブログで儲けようってヤツが何をやっているんだ、という気もしますが…でもこういう「自己満足」も良いものですよ😊
ここまで読んで下さった方、有難うございました。これから副業をして稼ごう、まだ収益なし、という自分が寄付をするなんて遠回りになってしまうかもしれませんが、寄付をして良かったです。こころの栄養、大事だと思います。
右上メニューの「HOME」で最初のページに戻れますので、良かったら別な記事も覗いてみて下さい😊
1人の子どもとつながる支援プログラム
コメント