きずなです。今日はアラフィフの私が考える20代の投資についてお話したいと思います。ちなみに、この記事で言う投資とは証券口座を開き、株式や債券などを購入することを指しています。
この記事は主に20代前後の、これから投資をするべきか悩んでいる方向けの記事です。結論を言えば私は将来に向け資産を増やすのに若いうちに投資を始めることはメリットが大きく、基本的には強くお勧めします。
投資方法とリスク・期待出来るリターンなどをお話しますが…ただ10~20代に限っては投資より先に考えて欲しいこともあり、それについてもお話出来たらと思います。
あ、お約束ですが「ブログを読んで投資を始めたら損した」、とか言われても当然ですが責任は負えません。でも私は長期の投資は他と比べても安全で堅実な資産形成法だと思いますので、よく考えてみて下さい。
ちなみに今日の記事は全て読むと4~5分くらいです。
オススメの投資方法
特別な株を勧めることはしません。とりあえずは楽天証券に積み立てNISAの口座を作り(SBI証券でも全然良いです)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)かeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、または両方を毎月買って下さい。話せば長くなりますが、私も多くの人と同様にひとまず初心者にはこれがベストという結論です。
まずはとにかく投資を始めれば色々知識が増えていくと思います。勉強して知識が増え、納得出来る方法が見つかったら、その時に是非その、他の投資にもチャレンジして下さい。ただ、あまり投資に時間をかけたくない人は上記のふたつで十分です。
逆に納得出来る方法が見つかるところまでの知識がないうちは、他の株や債券には手を出さない方が良いと思います。
いくら積み立てるかは懐事情によります。積み立てNISAは、今の制度では33333円/月まで積み立てが可能ですが収入が少ないうちは5000円とか10000円で良いと思います。後述のシミュレーションや、投資以外のお金の使い道などを読んで決めて下さい。
投資のリスクについて
上記、積み立てNISAでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)かeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を毎月積み立てていくとして、積み立てた財産が減る(元本割れと言います)可能性があるか、と気にする人は非常に多いと思います。
言うまでもなくそのリスクはありますが、リスクが「ある」「ない」という100か0かの思考でなく、「どれだけあるか」という定量的な考え方をするのが良いと思います。銀行に預けていても、円安やインフレで相対的に財産が少なくなる可能性はいくらでもあるのですから。
特に投資を始めて間もないうちは、結構積み立てた資産が減ってしまう経験をします。なので減っても精神的なダメージが少ない金額で始めるのが良いです。
しかし、S&P500では過去実績で、15年積み立てればどこの15年間を切り取ってもマイナスになることは一度もなかったので、長期で積み立てることが出来るなら元本割れリスクはかなり少なくなると考えて良いと思います。
では次に、あくまで平均的な運用が出来た場合ですが、どれくらい資産が増えることが期待出来るのかというお話をしましょう。
20代から積み立てるといくら貯まるのか
積み立てによる資産運用では、先ほどからご紹介している代表的なインデックスファンド、米国株式S&P500を例に挙げると(その年によって上がったり下がったりはありますが)運用期間が長くなれば次第に+4~5%の利益に収束していくことが過去の実績で示されています。
ちなみに、30000円/月の積み立てを20代から開始し、仮に5%で運用出来たとすると、60代まで40年続けた時には資産は45,780,605円になっています。30年なら24,967,760円です。同じ条件で20年なら12,331,011円になります。掛け金が大きければもちろん、財産はもっと増える可能性があります。
注意点としては、積み立てNISAは2022年10月現在は最大で20年しか運用出来ません(近いうちに仕組みが変わる可能性もありますが)。従って現状では30年、40年の積み立てではNISAではなく、「特定口座」に移しての運用が必要になります。
投資信託が本当の威力を発揮するのは、このように長く運用することなので20代から始めるメリットは大きいのです。
もっと色々な条件(積立金額、運用利回り、年数)でシミュレーションしてみたいという方は以下のサイトで可能です。
投資の前に考えるべきこと
しかし、いくら資産運用が長ければ大きな財産を築くチャンスがあるとしても、人生にはお金よりも大切なことがあるでしょう。
たとえば結婚を希望する人の中でお子さんが欲しいという方は、30代前半までの結婚が望ましいかもしれません。同様に、自分の夢や大きな仕事のチャンスが巡って来るかもしれません。
資格取得や海外留学など経験やスキル(いわゆる自己投資)が後の人生に大きく影響することもあると思います。
だから、20代は投資なんてしている場合じゃないとか、20代の100万は30代の何百万もの価値がある、なんて言う人もいるのです。
私自身の経験で恐縮ですが、20代の頃はあまり意識が高い人間ではなかったので資格を取得したり特別な経験をしたわけではありませんでした。
友達と旅行したり、マクドナルドの大食い競争とか24時間耐久ボーリングとか、おバカなことをいっぱいしただけですが、これが今となってはすごく良い想い出です。こういう、くだらないけど楽しいことが出来るのは学生の時や若い頃だけなんですよね。
私はこの前、以下の記事で、20年近くを振り返り無駄遣いをして後悔したことについて書きました。
しかし、私は何の変哲もないこれらの経験については「無駄遣いだった」とは少しも思っていません。友人との時間が今の私のこころを作っているからで、これらの経験がしあわせだったと思えるからです。
何が無駄遣いで、何が貴重な経験なのか。これは人によって全然違うので、あくまでこれは私の話です。参考にしてもらえたら嬉しいです。
生活防衛資金について
投資を行うにしても、まずは「防衛資金」と言われる、何かあった時いざという時にすぐ使えるお金を現金として用意しておくことは非常に重要です。
全て投資してしまっていると、病気やケガなどでお金が必要な時に、たまたま株が暴落していた等という事態があった時に非常に困ります。
投資を行っていくうえで私が最も重要だと思うことは、相場の下落でこころの平安が失われ不安、動揺、狼狽するようなやり方をしないということだと思っています。そのためには生活防衛資金をしっかり用意し、少しずつ積み立てていくことが特に初心者では大事です。
まとめ
若い頃から投資を行うことは、大きな財産を得る可能性がそれだけ高くなりお勧めです。
ただ、10代、20代ならではの経験はお金に変えられませんし、不安で仕方なくなるような投資の方法はやめた方が良いと思います。
最後までお読み頂き、有難うございました😊右上メニューの「HOME」で最初のページに戻れますので、良かったら別な記事も覗いてみて下さい。
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